私が「生活史研究家」を名乗り始めたのは、2009年に『うちのご飯の60年』を刊行してからです。そこからざっくり年に1冊のペースで、分野を広げて食文化の歴史などの本を書き続けるうちに、食のトレンド記事などの連載依頼が来るようになりました。おかげで、食のトレンドにどんな特徴があるかもわかるようになりました。
食は人間が生きていくうえで不可欠で、社会も政治も経済も、食べていかなければならないからこそ発達してきました。なので、食の背景には社会が密接にかかわっています。これまで書いた本はほとんど新聞他の書評に登場しています。ヒット作も!
よければご覧になってみてください。
当時、流行していたパクチーを切り口にした本を求められ、パクチーは好きだけどくわしくなかった私は、あちこちでアジア料理店を食べ歩き、すっかりファンになりました。じゃなくって、これはパクチーを入り口に、日本のアジア料理の歴史をたどり、あわせて大航海時代以降のアジアの歴史を描いた本です。
エッセイ集もあります!
食トレンドの連載記事はこちらです。
『東洋経済オンライン』
https://toyokeizai.net/list/author/%E9%98%BF%E5%8F%A4+%E7%9C%9F%E7%90%86
『現代ビジネス』
https://gendai.media/list/author/mariaco
『クックパッドニュース』
https://news.cookpad.com/series/1299
https://news.cookpad.com/series/1257
くらし文化研究所|所長
あこ・まり/兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。神戸女学院大学で主に社会学を学んだ後、コピーライターとして広告制作会社に勤務。その後フリーとなり、1999 年より東京に拠点を移し、週刊誌でルポやインタビュー記事を担当するようになる。食を中心に暮らし全般、女性の生き方、写真など、文化をテーマに、雑誌、書籍その他でルポや論考を執筆、講演なども行う。テレビ・ラジオの出演経験多数。